はじめに
旅行好きの方や記念日に「素敵なホテルに泊まりたい!」と思ったことはありませんか?
ウォルドーフ・アストリア、コンラッド、ヒルトン。最近、国内にもヒルトン系ラグジュアリーホテルが増えています。このホテルに泊まれば、旅行がグレードアップし、記念日は忘れられないものになること間違い無しです!
……でも、毎回フルプライスで泊まっていたら財布が持ちません。
そこで、このページで紹介するのは、私がここ数年フル活用している、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードです。
このカードのおかげで、コンラッドクラスのホテルに無料で泊まったり、ホテルレストランをお得に使ったり——持っていなかった頃には戻れないと感じています。
正直、ちょっと物足らない点もありますが、仲の良い人に「おすすめクレカは⁈」と聞かれたら、間違いなくおすすめするカードなので、ここで紹介します。
この記事では、2種類あるヒルトンアメックスカードの特典を丁寧に解説し、「どちらを選ぶべきか」「いつ申し込むのがベストか」まで伝えますので、クレカ選びの参考にしてください🦉💳✨
ヒルトンアメックスカードは2種類ある

まず全体像を把握しましょう。ヒルトンアメックスカードにはプレミアムと一般の2種類があります。
| プレミアムカード | 一般カード | |
|---|---|---|
| 年会費 | 66,000円(税込) | 16,500円(税込) |
| 家族カード | 3枚まで無料 | 1枚目無料 |
| ポイント還元 | 通常100円=3pt/ヒルトン利用100円=7pt (※1pt≈0.3円換算で実質約1%還元) |
通常100円=2pt/ヒルトン利用100円=3pt |
| ステータス | カード保有でゴールド ※200万円利用でダイヤモンド |
ゴールド(カード保有で付与) |
| 無料宿泊券 | 更新時1枚+前年300万円利用で2枚目 | 更新時、前年150万円で1枚 |
| HPCJ | 初年度無料(通常2.5万円、割引券無し) | 年会費1万円(通常2.5万円)+5,000円割引券×2枚付き |
| 公式リンク | プレミアム公式ページ | 一般カード公式ページ |
【最大の特典】週末無料宿泊券

両カードのいちばんの目玉は週末無料宿泊券です。
- 使える曜日:金・土・日曜日
- 対象:ヒルトン系ホテルのスタンダードルーム
- 対象ブランド:ヒルトン、コンラッド、ウォルドーフ・アストリア、ダブルツリーなど
「スタンダードルームしか使えないの?」「結局、安いホテルしか使えないのでは?」と思った方、ご安心ください。コンラッドやウォルドーフ・アストリアにも、スタンダードルームは設定されています。つまり、ブランドを問わず使える券なのです。
コンラッドのスタンダードルームは通常1泊6〜10万円以上することもざらです。これが1枚あるだけで、カードの年会費の元は取れてしまいます。
私自身、この券を使ったのはコンラッド大阪やROKU Kyotoです。
コンラッド大阪では中之島を一望する66㎡のコーナールームに宿泊。エグゼクティブラウンジのイブニングカクテルはビーフスライダーや温かい食事が並び、夕食が不要なレベルの充実ぶりでした。トリュフのエッグベネディクトが出てくる朝食も含め、「無料宿泊券を使うならコンラッド大阪がコスパNO.1」と今でも思っています。
ROKU Kyotoは日本唯一のLXRホテルで、京都・高雄の山裾に位置する天然温泉とサーマルプールが自慢の宿。こちらもヒルトン系ブランドなのでこの無料宿泊券が使えます。ラグジュアリーホテルといえば都市型というイメージがありますが、山里の静寂と温泉を組み合わせたリゾートスタイルも、この券の使い道として十分すぎるほどです。
無料宿泊券の付与タイミング(重要)
ここは見落としがちなポイントです。
| カード | 無料宿泊券の付与タイミング |
|---|---|
| プレミアム | カード更新時に1枚(確定)。 年間300万円の利用で2枚目が追加されます |
| 一般カード | 年間150万円の利用でカード更新時に1枚 |
どちらのカードも更新時に付与されるので「入会初年度は我慢」が必要ですが、更新さえすれば毎年夢のようなホテルステイが実現できます!
ステータス特典:朝食無料・ラウンジ・アップグレード
ヒルトン・オナーズのステータスによって受けられるサービスが変わります。
一般カード → ゴールドステータス
カードを持っているだけでゴールドステータスが付与されます。
- 朝食無料(2名分)
- ルームアップグレード(空き次第)
- ボーナスポイント加算
年1〜2回のステイでも、毎回朝食が無料になるのは大きなメリットです。ホテルの朝食は2名で5,000円以上することも多いので、2泊するだけで一般カードの年会費(16,500円)がほぼ回収できます。
通常のゴールド獲得条件:年間25泊または15滞在が必要です。カードを持つだけで自動付与されるのは、かなりのショートカットです。

プレミアムカード → ダイヤモンドステータス(200万円利用達成時)
年間200万円の利用(集計期間:1月1日〜12月31日)でダイヤモンドステータスに昇格します。
- 朝食無料(2名分)
- エグゼクティブラウンジ利用
- 客室アップグレード(スイートへの案内も!)
ダイヤモンドになると、旅行の質がぐっと上がります。ラウンジで無料のお酒や軽食を楽しみながら、チェックイン前後の時間を優雅に過ごす——これが当たり前になります。
通常のダイヤモンド獲得条件:年間50泊または25滞在が必要です。これは相当なヘビーユーザーでないと難しいハードルです。カードの200万円利用(日常の光熱費・通信費・買い物をまとめれば決して無理な額ではありません)で同等のステータスが得られるのは、大きなメリットといえます。

特典の中でいちばん実感しやすいのが、部屋のアップグレードです。私の体感では7割ほどの確率でアップグレードしてもらえています。
ダイヤモンドステータスにはラウンジアクセスの特典があるためか、スタンダードルームを予約してもラウンジフロアの部屋に案内されるケースが多い印象です。
HPCJ(ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン):隠れた最強特典

プレミアムカードには、HPCJ初年度年会費無料(通常年会費2万5,000円)という特典があります。
HPCJとは、北海道から沖縄まで日本全国のヒルトン系ホテルと韓国・コンラッドソウルを含む39施設で使える会員プログラムです(2026年10月時点。うち2施設は一時休業中)。
| 特典 | 内容 |
|---|---|
| 宿泊料金 | HPCJ限定割引プランで25%オフ |
| レストラン(宿泊時) | 飲食代が20%オフ |
| レストラン(外食のみ) | 飲食代が10%オフ |
| 割引クーポン | 5,000円クーポン×2枚(宿泊・レストランで使用可) |
| 初年度ボーナス | ヒルトン・オナーズ シルバーステータス付与(Wi-Fi無料など) |
| 対象施設 | コンラッド、ウォルドーフ・アストリア、LXR、ダブルツリーなど |
2年目以降も実質0円
HPCJの一般会員費は通常2.5万円ですが、プレミアムカード保有者は2年目以降1万円(カード会員優待価格)で継続できます。さらに更新時に5,000円クーポン×2枚(計1万円分)が付いてくるので、実質的に0円で更新できます。
私自身、「仮にクレカをやめてもHPCJだけは入り続けよう」と思うほど重宝しています。

ちなみに「シルバーステータス」は、これといったベネフィットがないので、何もないのと大して変わりません。
ヒルトンポイントの正直な話
数字だけ見るとポイント還元率が高く見えますが、ヒルトンポイントは使い勝手がよくないという点は正直にお伝えしておきます。
ANAマイルへの交換は可能ですが、交換レートが10対1と非常に不利。10ポイント貯めて1マイルにしかなりません。
価値を最大限出そうとするとヒルトン系ホテルでの宿泊に充てる使い方ですが、私の肌感覚では1ポイント≒0.3円という残念なイメージです。一部1ポイント1円に近い部屋などがあるのですが、これもタイミングで変化します。一時期はROKU Kyotoの部屋がそれで、かなりの人気でしたが、今はもう少し多くのポイントが必要になっているようです。
つまり、プレミアムカードでヒルトン以外の日常利用をした場合(100円=3pt)、実質的なポイント還元率は約0.9〜1%。一般的な高還元カード(1.5〜2%)と比べると見劣りします。
ヒルトンホテルを頻繁に利用する方ならヒルトン利用時の7ptが活きてきますが、そうでない方にとってポイントは「おまけ」程度に考えておくのが正直なところです。
このカードの本質的な価値は、ポイントではなく「無料宿泊券」「ステータス」「HPCJ」の3本柱に尽きると思います。
ちなみに、ヒルトンポイントは購入することもできます。不定期で「ダブルポイントキャンペーン」が開催されることがあり、通常の半額でポイントを買えるタイミングがあります。「あと少しでポイント宿泊できるのに…」という時の買い増しには便利ですが、それでもコスパが特別いいわけではないので、あくまで「最後の手段」として覚えておく程度でよいと思います。
Amex Offers:不定期で届くキャッシュバック
アメックスカード全般の特典として「Amex Offers」があります。これは不定期でカード会員に届く、ショッピングや飲食でのキャッシュバック特典です。
ヒルトン系ホテルの利用でキャッシュバックが設定されることもあり、使えるタイミングでは非常にお得。「〇万円以上利用で〇円キャッシュバック」という形式が多いです。

【必読】年末に申し込むと2つの特典を同時に最大化できる
ここが、このカードを最大限活用するための重要なポイントです。
プレミアムカードには2つの金額ベースの特典があります。
| 特典 | 達成条件 | 集計期間 |
|---|---|---|
| ダイヤモンドステータス | 年間200万円の利用 | 毎年1月1日〜12月31日(暦年固定) |
| 2枚目の無料宿泊券 | 年間300万円の利用 | 入会日から1年間(入会日依存) |
集計期間がズレているため、申し込む時期によっては、片方の期間に頑張って使っても、もう片方に効かないという無駄が生じます。
ステップ①:12月中旬に申し込む
12月20日ごろの申し込みがベストです。
- ダイヤモンドの集計(200万円)→ 翌年1月1日からスタート
- 2枚目宿泊券の集計(300万円)→ 入会日(12月)から1年間
両方の集計期間がほぼ重なるため、翌年1月1日からの300万円利用で、ダイヤモンド+2枚目宿泊券の両条件を無駄なく達成できます。
注意:年末年始はカード発行業務が休業します。申し込みを引っ張りすぎると発行が翌年にずれ込むため、12月20日ごろを目安に余裕をもって手続きを。
ステップ②:300万円を達成したら高還元カードへ切り替える
プレミアムカードの金額特典は「200万円でダイヤモンド」「300万円で無料宿泊券2枚目」が上限です。300万円を超えて決済しても、追加の大型特典はありません。
そのため、300万円を達成したら、年の残り期間は別カードに切り替えるのが賢い使い方です。
- 目標達成で即ストップ:春〜秋口など早い時期に300万円を達成したら、ヒルトンカードでの決済を一度止めます。
- 高還元カードへリレー:残り期間は、マイル還元率の高いカード(ANA/JALカード、Marriott Bonvoyアメックス等)に切り替えて、年間の決済効率を最大化しましょう。

どちらのカードを選ぶべきか
プレミアムカード(年会費66,000円)が向いている人

- 年間200万円以上カードを使える(光熱費・通信費・日常支払いをまとめられる)。できれば300万円を目指して2枚目の無料宿泊券も狙いたい
- ダイヤモンドステータスのラウンジ利用やアップグレードを体験したい
- コンラッドやウォルドーフに年1回以上泊まることがある(無料宿泊券で回収できる)
一般カード(年会費16,500円)が向いている人

- まずお試しで使ってみたい
- 年間150万円程度のカード利用ができる方
- ゴールドステータス(朝食無料)で十分満足できる
- 年会費をできるだけ抑えたい
まとめ
年に1〜2回、本気でいいホテルに泊まりたい人にとって、ヒルトンアメックスカードは最も投資対効果の高いカードのひとつだと思っています。
週末無料宿泊券1枚でコンラッドに泊まれるなら、プレミアムカードの年会費66,000円は十分に元が取れます。そこにHPCJの25%オフ、ダイヤモンドステータスのラウンジ、Amex Offersのキャッシュバックが加われば——ホテルステイの質が、カードひとつで大きく変わります。
迷っているなら、今年の年末に申し込むのがベストタイミングです。1月からのダイヤモンド集計に間に合い、300万円の宿泊券計算もほぼ同じ期間でスタートできます。