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コンラッド東京 3731号室 徹底レビュー|元スイートの名残を宿す”異色の間取り”ベイビュールーム

20261022(木)

この記事のポイント

  • エグゼクティブルームの料金でスイート級の水まわりとベイビューバスを体験できる、コスパ抜群の一室
  • 元はスイートだったと推察される成り立ちの物語と、フロアマップで読み解く間取りの謎
  • ラウンジ激近・37階最上階・浜離宮と東京湾の眺望——記念日・特別な日に圧倒的におすすめ

はじめに ─ 「部屋を選べるなら、迷わずこの一室」

コンラッド東京には数えきれないほど素敵な客室がありますが、私が「部屋を自由に選べるなら、迷わずここ」と思う一室があります。それが 3731号室 です。

グレード表記のうえでは エグゼクティブルーム ベイビュー(キングベッド) という、ごく普通の分類の部屋。
ところがこの3731号室だけは、同じエグゼクティブルームのなかで、間取りも設備もひときわ別格なのです。
水まわりはクラス以上に豪華で、浜離宮と東京湾を望むバスルームの完成度は、スイートと見まがうほど。

一度泊まると「なぜこの部屋だけこんなに特別なのか?」という疑問が湧いてきます。その答えは、この部屋の成り立ちにありました。この記事では、複数回コンラッド東京を利用させてもらい、この3731号室にも泊まってきたリピーター目線で、事実の羅列ではなく「物語」と「本音」を軸に、この一室を深掘りしていきます。

ホテル全体のレビューはこちら


ホテル全体(客室一般・ラウンジ・朝食・ダイヤ特典)のレビューは別記事にまとめています。
→ コンラッド東京 宿泊記(ホテル全体編)

3731号室から望む浜離宮恩賜庭園と東京湾

▲ 3731号室から望む浜離宮恩賜庭園と東京湾

この部屋の成り立ち ─ 「元スイート」だった名残

3731号室が特別な理由。それは、この部屋がもともとスイートクラスだったと思われることにあります。

コンラッド東京が37階にエグゼクティブラウンジを新設した際、この一角のスイートからリビングスペースが切り出された——その結果、3731号室だけがリビングを失い、「エグゼクティブルーム」クラスへと"再編"された、という経緯が推測されます。(※あくまで客室の造りから読み取れる推測です)

だからこそ、3731号室にはスイート時代の名残が随所に残っています。

  • クラス以上に広く豪華な水まわり(ダブルシンク、両サイドドアのシャワー)
  • ゆとりあるクローゼットまわり
  • そして何より、浜離宮と東京湾を望むベイビューバス

「エグゼクティブルームの料金・特典で泊まれるのに、設備はワンランク上」——この"お得なねじれ"こそが、3731号室の最大の個性だと私は思っています。

丸型ミラー+浴室内テレビ+窓外に広がる眺望。スイートの名残を感じるベイビューバス

▲ 丸型ミラー+浴室内テレビ+窓外に広がる眺望。スイートの名残を感じるベイビューバス

この推察は、37階のフロアマップを見ると視覚的にも確認できます。下の図で3731号室と周囲の客室を見比べると、3731号室だけ間取りの形状が異なっており、隣のExecutive Loungeとの間に「もともと一続きだった痕跡」が読み取れます。

37階フロアマップ。3731号室(下列・Executive Lounge右隣)の間取りは、周囲の客室と形状が異なる

▲ 37階フロアマップ。3731号室(下列・Executive Lounge右隣)の間取りは、周囲の客室と形状が異なる

ベイビューバス ─ この部屋の目玉

3731号室を語るうえで外せないのが、浜離宮と東京湾を望むベイビューバスです。私がこの部屋を「特別」と言い切るいちばんの理由が、ここにあります。

窓に面して独立した浴槽が据えられ、湯に浸かったまま眼下の庭園と湾を眺められる——日中は緑と水面がきらめき、夕方には空がゆっくりオレンジに染まっていきます。都心の高層階で、湯船から東京湾を独り占めする時間は、何度味わっても贅沢です。電動カーテンでプライバシーも思いのまま。
浴室にはテレビまで組み込まれていて、長湯をしてしまうのが玉に瑕です。

ゆとりあるダブルシンクの洗面台

▲ ゆとりあるダブルシンクの洗面台

洗面はゆったりとしたダブルシンク。さらにこの部屋のシャワーは、ブースの両サイドにドアがあるという珍しい造り。洗面側からもバス側からも出入りできる動線で、このあたりにも「元スイート」らしい設計のゆとりを感じます。

両サイドにドアを持つシャワーブース
両サイドにドアを持つシャワーブース

▲ 両サイドにドアを持つシャワーブース

スイートの名残を探す ─ アメニティと細部

この部屋に泊まると、つい「元スイートの名残」を探したくなります。クラス以上に豪華な水まわりやクローゼットのゆとりはもちろんですが、細部のアメニティにもそれは表れています。

私が宿泊した当時のバスアメニティは、香港生まれの上海灘(Shanghai Tang)。
独特の華やかな香りで、浴室の時間をいっそう特別にしてくれます。洗顔ソープまで同ブランドで揃っているのが嬉しいところ。

上海灘(Shanghai Tang)のバスアメニティ
上海灘(Shanghai Tang)のバスアメニティ

▲ 上海灘(Shanghai Tang)のバスアメニティ(※当時の対応。現在は変更の可能性あり)

そしてドライヤーには、あのレプロナイザー。この一台が置かれているだけで「さすがConrad、しかもこの部屋」と唸ってしまいます。エグゼクティブルームの料金で、ここまで細部にこだわったもてなしを受けられる——やはり3731号室は"ねじれ"た一室だと実感します。

ドライヤーはレプロナイザー

▲ ドライヤーはレプロナイザー

ベッドまわり・室内

ベッドは、ゆったりとしたキングサイズ。ヘッド側の壁には桜をあしらった和のテイストが配され、都心の高層階にいながら、どこか落ち着いた日本らしさを感じさせてくれます。

ベッド正面。桜の枝をあしらったヘッドボードアートとキングサイズのゆとり

▲ ベッド正面。桜の枝をあしらったヘッドボードアートとキングサイズのゆとり

ベッドサイドから見た室内全景。チェア・デスク・TV、そして窓いっぱいの開放感

▲ ベッドサイドから見た室内全景。チェア・デスク・TV、そして窓いっぱいの開放感

ベッド向かい側。大型ミラーにベッドと桜の壁アートが映り込む

▲ ベッド向かい側。大型ミラーにベッドと桜の壁アートが映り込む

窓際のデスクスペース。白レザーのチェアと眺望が仕事も快適にしてくれる

▲ 窓際のデスクスペース。白レザーのチェアと眺望が仕事も快適にしてくれる

「元スイート」の名残はクローゼットにも表れています。
足元には間接照明。荷物を広げても余裕あるゆとりは、エグゼクティブルームクラスを超えています。

足元照明付きのウォークインクローゼット。ゆとりの広さもスイート時代の名残か

▲ 足元照明付きのウォークインクローゼット。ゆとりの広さもスイート時代の名残か

そしてコンラッド東京の名物、コンラッドダックとコンラッドベアもこの部屋でお出迎え。「ぜひ一緒に連れて帰ってあげてください」のカードとともにベッドに置かれていて、毎回デザインを確かめるのが小さな楽しみです。

名物のコンラッドベア&ダック

▲ 名物のコンラッドベア&ダック

もうひとつ、この部屋で感動したのがパジャマです。
セパレートタイプで、白地に金のパイピング、胸には「CONRAD TOKYO」の金刺繍。ヘリンボーン生地のしっかりした質感で、着た瞬間から「これは欲しい!」と思うほどの着心地でした。
ただ、当時はメーカーを確認できずじまい。次回の宿泊では必ずタグをチェックして、入手経路を調べたいと思っています。

セパレートタイプのパジャマ。金のパイピングと「CONRAD TOKYO」刺繍が上品

▲ セパレートタイプのパジャマ。金のパイピングと「CONRAD TOKYO」刺繍が上品

ヘリンボーン生地に施された金刺繍のアップ。質感の高さが伝わる

▲ ヘリンボーン生地に施された金刺繍のアップ。質感の高さが伝わる

ラウンジ隣接の二面性 ─ リピーターの本音

ここからは、他の宿泊記ではあまり語られない、正直な話をひとつ。

3731号室は、真横が37階のエグゼクティブラウンジという立地です。これには、はっきりと二つの面があります。

まずメリット。何といってもラウンジが"激近"です。朝食、ティータイム、夕方のカクテル——部屋を出て数歩でラウンジに着くので、「ちょっと一杯」「ちょっとつまみに」がまったく億劫になりません。ラウンジを使い倒したいダイヤモンド会員にとって、この動線の良さは実は大きな価値です。

一方で気になり得る面も、何度か泊まった者として正直に書いておきます。ラウンジが隣接しているぶん、時間帯によっては人の気配や物音をわずかに感じることがあります。とはいえ、私の体感では滞在に支障が出るほどではなく、「激近の利便性」とのトレードオフとして十分に納得できる範囲でした。

眺望 ─ 昼と夕景

そして、この部屋の時間をいちばん豊かにしてくれるのが眺望です。眼下には浜離宮恩賜庭園の緑、その向こうに東京湾。都心のど真ん中とは思えない開放感が、窓いっぱいに広がります。

ホテルに隣接する浜離宮恩賜庭園

▲ ホテルに隣接する浜離宮恩賜庭園。眼下に広がる緑はここ

浜離宮の先に広がる東京湾やベイブリッジ

▲ 浜離宮の先に広がる東京湾やベイブリッジ。3731号室の窓から見える景色の「奥行き」がわかる

昼は庭園の緑と水面がきらめき、夕方になると空が刻一刻と色を変えていきます。湾の上に沈む光で空がオレンジから茜色へ染まる時間帯は、ただ窓辺にいるだけで満たされる——3731号室では、それをベッドからも、浴槽からも、味わえるのです。

刻々と色を変える夕景

▲ 刻々と色を変える夕景

高層階からの俯瞰。庭園と湾の位置関係がよく分かる

▲ 高層階からの俯瞰。庭園と湾の位置関係がよく分かる

まとめ ─ 記念日・特別な日に圧倒的におすすめの一室

3731号室を一言で表すなら、「エグゼクティブルームの料金で、スイート級の体験ができるコスパの塊」だと思います。

  • ベイビューバス・ダブルシンク・両面シャワーと、水まわりの充実度はクラスを超えている
  • クローゼット・デスク・リクライニングチェアと、室内装備が圧倒的に豊か
  • 37階という最上階フロアに位置し、浜離宮と東京湾を望む眺望は格別
  • さらにエグゼクティブラウンジが目と鼻の先で、朝食からカクテルタイムまで使い勝手が抜群

これだけの条件が揃って、グレード上は「エグゼクティブルーム」。誕生日・記念日・自分へのご褒美など、特別な日に泊まる一室として、圧倒的にお勧めできます。

またご縁があればぜひ泊まってみたい——そう思わせてくれる、コンラッド東京の中でも忘れられない一室です。

関連記事|ホテル全体のレビューはこちら


ラウンジ・朝食・ダイヤ特典などホテル全体のレビューはこちら。
→ コンラッド東京 宿泊記(ホテル全体編)

For Overseas Readers 🌏 (English Quick Guide)

Conrad Tokyo — Room 3731 Quick Guide for Overseas Visitors


About Room 3731

  • Room 3731 is classified as an Executive Bay View Room (King bed), but its layout and bathroom are noticeably more luxurious than other rooms of the same grade.
  • It is believed that this room was originally part of a suite, before a portion was converted into the 37F Executive Lounge. As a result, it retains suite-level features — including a bay-view soaking tub, double vanity, and a spacious walk-in closet — at an Executive Room rate.
  • The room is located directly next to the Executive Lounge, making it ideal for Diamond members who want to make the most of lounge access.

Hilton Honors

  • Diamond members enjoy Executive Lounge access, free breakfast for two, room upgrades (subject to availability), and late check-out. Room 3731 is especially rewarding for members who value lounge proximity.
  • Lounge hours: 7:00–21:00 (breakfast 7:00–10:30 / afternoon tea 15:00–17:00 / evening cocktails 18:00–20:00).

Good to know

  • The hotel is directly connected to Shiodome Station (Toei Oedo Line / Yurikamome) and offers stunning views of Hamarikyu Gardens and Tokyo Bay from the upper floors.
  • Tipping is not customary in Japan. Free Wi-Fi throughout the property.
  • For a full hotel review (lounge, breakfast, Diamond benefits), see the Conrad Tokyo Stay Report (full review).

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